もう、直接僕のことを知る人間はいない。  どうやら私の娘の息子の娘に 子供が生まれたようだ。

 

桜舞う2月 元気な男の子。  きっと 僕も 何かを遺せたのだろう。

 

僕の苦しみぬいた 癌という病気、いまでは特効薬が完成し、おそらく この子が癌で苦しむことはない。

 

素晴らしい医学の進歩。  だけど、、、 僕はあの時代に生を受けて 良かったのだと思う。

 

 

 

 

つい最近、 娘が訪ねて来た。   9か月しか触れ合えなかったけど 立派な人生だったね。

 

あっちにお母さんもいるよ。  苦労をかけたね。

 

久しぶりに 3人で眠ろう。

 

 

 

みんな年をとったけど、、、

 

僕は今でも30代。

 

悪くないかな。。。